無線LANで家庭内LANに接続したい用途はドンドン増えていくと思います。私も先日左の写真のザウルス(SL-C860)を家庭内LANに接続したばかりです。

無線LANの規格はieee802.11bが最も古くこのザウルスに使っている無線LANカードはこの形式のものです。(AmbizCom CompactFlashCard)

今は無線LANの規格も増えていて、ieee802.11gが最も多く利用されています。
最新の規格はieee802.11aと呼ばれるものです。

ちょっと纏めてみます。

ieee802.11b(アイトリプルイーハチマル2テン11ビー)

 

最も古い規格の無線LANです。通信スピードは11MBPSで無線LANの暗号化はWEP(128bit)

 

旧型のモバイルPCなどは殆どこのタイプしか対応していません。

 

ieee802.11g(アイトリプルイーハチマル2テン11ジー)

 

最も一般的な無線LAN規格。通信スピードは56MBPSで無線LANの暗号化はWEP(128bit)やWPSなど様々なアルゴリズムに対応している。通常のパソコンで組む家庭内ネットワークではこの規格での接続が一般的です。ルーター親機から離れていても比較的レスポンスが落ちずに安定した高速通信が可能な事が良い点。欠点としては、壁などの障害物に弱い点と電波干渉に弱い点。2.4Ghzの携帯電話に影響を受ける場合もある様です。

 

ieee802.11a(アイトリプルイーハチマル2テン11エー)

 

最近追加された規格です。通信スピードは56MBPSで無線LANの暗号化はWEP(128bit)やWPSなど様々なアルゴリズムに対応している。通常パソコン同士の家庭内LANではあまり使われない。WiiやPS3などのネットワーク対応ゲームやネットワークで共有するプリンタなどに使われる場合が多い。

 

ieee802.11gと比べて優れている点は障害物に強い点と電波干渉に強い点です。このieee802.11aはgと違って2.4Ghzの周波数帯域を使用しないのでこれが可能になります。

無線LANの規格は上記の3種類になります。

仮にieee802.11bとieee802.11gを同一の家庭内LANで無線で組む場合は少々問題が発生します。
暗号化のレベルを低い方に合わせなければなりません。私はザウルスで家庭内LANに無線LANで繋げる際にそれまでのWPSアルゴリズム設定を崩し、WEPの128ビット暗号化にランクダウンして設定を変更しました。
それ以外にもルーターの設定も通信スピードをMAXの56MBPSにしていたのを、AUTOに変更したりしてb用とg用の両方にフィットする様に調整しています。

また、仮にieee802.11gとieee802.11aを同時に使う場合は両方の規格を備えた最新のルーターが必要です。無線LANクライアントの設定次第でaとgを自動的に切り替えるタイプのルーターであれば問題なく実現可能です。

デスクトップは有線LANで、プリンターはieee802.11aで接続。2階のノートPCはieee802.11gで無線LANの接続、そして居間ではwiiがieee802.11aで接続する!と言うプランはもOKです。

さて、有線LANと無線LANのメリットとデメリットについても整理してみましょう。

有線LANは殆どの家庭で100MBPSのスピードが出ると思います。無線LANはMAXで56MBPSです。
有線LANは電波が漏れません。無線LANはよほどセキュリティーを固めないと電波が垂れ流し状態になります。つまり、セキュリティーの設定が何も無いと、今送った彼氏へのメールも隣の家で簡単に内容を傍受する事だって出来てしまうんです。

これだけ書くと圧倒的に有線LANの方が優れていて、且つ簡単なのですが、

無線LANの場合はLAN線が不要です。これは持ち運び自由で家の中でなら何処からでも家庭内LANが利用出来る利点があります。私がザウルスに無線LANをつけた理由も実はコレなんです(笑)。枕元に置いて何時でもWEBが使える!正に夢の様です。

有線LANと無線LANの長所と短所を良く知りニーズにマッチした家庭内LANを構築しましょう。

そして最後にOS(オペレーティングシステム)の新旧が混在する環境での無線LANについて考えてみたいと思います。

現在発売されているルーターで無線LAN対応しているのは、

Windows98,WindowsME,Windows2000,WindowsXPをサポートしたルータと、
WindowsME,Windows2000,WindowsXP,WindowsVistaをサポートしたルータの種類です。

家庭内LANでWindows98とWindowsVistaを両方とも無線LANで使いたい場合に対応するルータは存在しないんです!ちなみに有線LANであればこんな面倒な事はありません。LANケーブルやコネクタは全部一緒ですからね(笑)。

この問題を解決する為に、LANコンバータやイーサネットコンバータ、或いはPLCアダプターなどの様な有線LANに接続されたパソコンを無線LANに接続させる中間機器に人気が集まっています。この問題に直面している方はご検討してみては如何でしょうか?

今の時代にパソコンやルータは家電の量販店で買い求める事が多いと思います。ですが話しを聞いただけで直ぐにベストなプランを提供出来る販売員は稀にしか居ないでしょう。ご自身で何が必要で何が問題なのかを見極める目を養う事がとても重要な時代になってきましたね。